山交バスの自社発注の大型車は、直近では2008年と2009年のみの導入でした。しかし形式や仕様がかなり多くおもしろい車がいくつもいます。その中でも特に人気があるのではないかと思う車両、78008です。

基本情報
- 登録番号 山形200か306
- メーカー 日産ディーゼル
- 形式 PKG-RA274KAN
- 製造年 2008年
- 事業者 山交バス
- 所属 寒河江営業所
3台のみの西工大型、唯一の日デスペースランナー
2008年製の日デスペースランナーです。今は無き日産ディーゼルのシャーシと、西工ボディを乗せた車両です。
山交バスにおいて、同じ見た目の車両は3台導入されました。うち2台は三菱ふそうの車両として導入されたため、純粋な日産ディーゼルの大型車はこの車両のみです。
また三菱ふそうの車両は共に山形営業所に配置されているのに対し、この車両のみ寒河江に配置されています。そのため寒河江を中心に山形にも来るという、それなりに広範囲の場所を運用しています。(それゆえ、山形市内に一切来ない運用に入る場合もありますが…。)
この車両の素晴らしいところとしては、まず外観が非常にかっこいいのです。まず車体にUDのエンブレムがついているところが非常にいいです。また窓ガラスが山交バスでは当たり前の濃い黒スモークとなっていますが、これにより見た目が非常に引き締まっており、非常に格好良く仕上がっています。
また車内もとてもいいです。力強くも静かなエンジンと西工特有のふかふかな椅子により、かなり乗り心地が良いです。正直、最近のJバスやふそうの路線バスにはない、古き良きおおらかな乗り味であります。
個人的には見ても乗っても素晴らしい、非常に優れた車両だと思っています。
ギャラリー

前面に仙台空港線の前掛け付きの姿です。
コメント