山交バスが2024年に新車で導入した車両です。3年ぶりの貸切・高速車両の導入に始まりかなり多くの車両が導入されました。(内容には推測が含まれる場合があります。)

車両一覧
全て2024年製
貸切・高速車両
2024年6月に貸切1台、高速5台が導入されました。
2021年以来3年ぶりに導入された貸切・高速車両。特筆すべき点はいくつかあり…
- ①高速車は2017年以来の複数メーカーからの導入
- ②上山営業所、仙台営業所への直接配置
とりあえず一つ一つの要素を見てみると…
①高速車は2017年以来の複数メーカーからの導入
まずこれです。2017年まではJバス(いすゞ、日野のうちいずれか)を複数台+三菱ふそう1台という方法が普通でした。しかしふそうが高速バスをMS96からMS06にモデルチェンジして以降、山交バスは途端にふそうからのバス導入をやめてしまいました。その結果山交は日野またはいすゞの車両を買うといった形式になりました。(2020年は日野、いすゞ両メーカー買っているが、日野は貸切のみ。)
しかし2024年はなんと日野といすゞの高速バス両方を購入、7年ぶりに複数メーカーからの購入になりました。また日野といすゞの高速車を両方同時に買うのは2006年以来18年ぶりです。(日野といすゞの貸切車なら2020年をはじめ複数の年で実績あり。)
このためセレガとガーラというようにバリエーションが豊かになりました。しかしそれ以外にもバリエーションを豊かにさせる要素は複数あり…、
②上山営業所、仙台営業所への直接配置
これが結構大きいです。なんと上山営業所に高速の新車が入りました。今まで上山営業所の高速バスは山形営業所からの転属が主流でした。しかし今回上山営業所に直接24006の1台が入り、仙台~上山線で活躍しています。過去に上山営業所に高速の新車が入ったことはあったんでしょうか?

また仙台営業所にはセレガが1台入りました。仙台営業所の新車直接導入は2020年以来4年ぶり、現行型セレガは2006年以来18年ぶりです。

一般路線車両
2024年10月に4台が導入されました。
見た目は2023年の車両と変わりありませんが、仕様変更がかなりあり…
- ①シート柄の変更
- ②同一形式、年度でラッシュ型、都市型を両方採用
これも1つずつ見ていきます。
①シート柄の変更
まずこれです。2016年以来8年ぶり、現行型エルガミオでは初めてシート柄が変わりました。また最後部座席の中央部には滑り止めがつきました。
これだけでも大きな変更ですが、最大の変更点は…
②同一形式、年度でラッシュ型、都市型を両方採用
これが最大の変更点です。今までの山交は、基本的に同じ年に導入された同じ車種ならば全て仕様が同じという形式をとっていました。例えば2022年式のエルガミオ3台は全て都市型のシートレイアウトであり、2023年式のエルガミオ5台は全てラッシュ型のシートレイアウトでした。
しかし2024年式はなんと24008の1台のみラッシュ型であり、その他3台は都市型と、同一形式、年度ながら仕様変更のある車両が存在するという今までに例のない仕様となっています。

これは推測ですが、ラッシュ型が導入された上山営業所は上山~山形線が非常に混雑する路線であることがラッシュ型の増備につながったのではないかと推測しています。事実、他社から移籍してきたエルガにおいて、座席配置がラッシュ型の車両は上山のみに配置されています。
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